九イ分
前から一度行きたいと思っていた九【イ分】に行ってきました(イ分とは、人偏に分なんですが、日本語にはないのでこうやって書いておきます)。交通手段は「鉄道」。MRT(新交通システム)以外の鉄道は台湾でははじめてです。九イ分に一度行きたかったのもありますが、鉄道に乗ってみたかった、というのが目的だったりして... 台湾鉄道のWebで時刻を調べて適当に家を出発。近くのバス停から台北駅までバスで移動しました(15元)。休日でバスの本数が少なかったので、「台北站」と書かれたバスに適当に飛び乗ったら、かなり遠回りで着きました。余裕を持った出発にしておいてよかった。
台北駅に着いたらチケットを買います。窓口に行って、行き先と特急の名前を書いた紙を見せたら簡単に買うことができました。台北-瑞芳を自強号という列車で80元でした。ただ、指定席は売り切れで、「無座」という自由席のチケットでした。
台北から瑞芳までは40分くらい。故郷に遊びに行く人や、行楽地に遊びに行く人でいっぱいで座ることはできませんでした。台湾の列車は通常軌なので、列車が広くて、立って乗るのも多少は楽ですね。
で、瑞芳に着いたらかなりの乗客が一緒に降りました。ちょっとイヤな予感...でしたが、駅を出てみてびっくり。バス停には長蛇の列が。金瓜石とか九イ分とか観光地がいくつかあって、ここからいくのが便利なようで、とても込んでいるみたいです。バスもなかなか来なさそうだったので、タクシーで行くことにしました。
タクシーもなかなか来ませんでしたが、一緒に待っていたふたり組と相乗りで九イ分へ。15分くらいで着きましたが、400元取られました。ひとり100元。言い値で乗るしかない情況ですが、ちょっと高いなぁ。
残念ながら天気はあまりよくなく、基隆の港は一瞬だけしか見ることができませんでした。が、霧がかかっている九イ分もなかなか風情があってよかったです。上の写真はそんな風景です。観光客がとても多く、通りはぎゅうぎゅうでゆっくりとしか歩けませんでした。お昼ごはんをそろそろ食べたかったのですが、適当なところを思いつかず、ちょうど立ち止まったところにあったお茶屋さんに入りました。
偶然ですが、持っていたガイドブックにも載っている「九イ分茶房」というお店でした。そのガイドブックの写真にも載っている半個室に案内されました。クラシックな感じで、とても静かで、落ち着けるいいところでした。東方美人茶800元(あまった茶葉は持ち帰り)、水代ひとり100元、あとは大根餅、芋饅頭、チーズケーキを食べてお昼代わりにしました。お店の雰囲気が良かったのでついつい長居してしまいました。
九イ分茶房を後にして、散策。ですが、あまりの人の多さにまともに歩けなくなってしまい、そろそろ帰るか、ということになりました。当初の予定では、台北まで行く、というバスに乗って帰るつもりだったのですが、帰りのバス停も長蛇の列。しかも雨が降ってきました。どうも道路が激しく渋滞しているらしく、タクシーもバスもほとんど来ません。しょうがないので、来たバスに乗って台北まで!といったら「行かないよ」といわれちゃいました。バスの横には台北市内まで行くようなことが書いてあるのですが、電光掲示は近くの駐車場の名前が書いてありました。そっちが正解だったみたい。
しょうがないので、バスを降りて次のバスで基隆まで行きました。一人45元といわれたので、90元くらいを適当に放り込みバスに乗りました。九イ分は山の中腹にあって道路は狭く、案の定車が多すぎて動けなくなっていました。瑞芳までなんと1時間。そこから基隆までも1時間くらいかかってしまいました。
基隆も初めてです。もっと明るい時間に着けたらよかったのですが、暗くなってきてしまって、様子は良くわかりませんでした。駅の前はすぐ港で、道路の様子も台北とは違った感じでした。国光客運のバスで台北まで。これはチケットカウンターがあったので、やはり紙に行きたいところを書いておばちゃんに見せれば簡単に買うことができました。一人46元だったかな? 台北までは近くて、1時間かからずに到着しました。そこから市のバスに乗り換えて一本で我が家までたどり着くことができました。
バス-台湾鉄道-タクシー-バス-バス-バス、といろいろな交通機関を使って疲れたけど、楽しい一日でした。今度は人が少ない日に行ってみたいです。日本の休日に合わせて休みを取って行ってみるかな?
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